大好きなアルバム



20 Mars 2009

meret


ちょうど10年前に発売されたCDで、いつ聴いても大好きなアルバムがあります。
アーティストはメレット・ベッカー、ドイツの女優さんで音楽家です。
このアルバムNACHTMAHR(邦題「夢魔」)は、
ちょっと奇妙な童話を聴いているような作品です。
1曲ごとにまるで別人が歌っているかのようで、
メレットのドイツの伝統的かつ前衛的な表現力にぐんぐん引き込まれていきます。
このアルバムがあまりに素晴らしいからと、友人に薦めたところ、
彼女がたしかメレット宛てか事務所にお便りをしてくれ、
そのお陰で2003年発売の「fragiles」の来日公演の際に招待されて、
私までご一緒させていただくという幸福な出来事がありました。
歌、不思議な楽器の演奏を含めてのメレットのパフォーマンスは、
まるで1曲ごとに短い演劇を観ているよう。
バックに流れるコラージュやアニメーションの映像にも一時も目が離せなくて、
どちらもじっくり観たいのにあ〜もったいない、と思えるようなライブでした。
知る限りではもう一枚、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのレーベルEGOから
ライブ版「Noctambule」が出ていて、
こちらはブレヒトやルイス・キャロル、グリムなどの詩に曲を付けた作品や、
クルト・ヴァイルなどの曲も入っており、前述の2枚とは少し雰囲気が違います。
私はメレットの作詞、作曲が断然好きです。
写真は「NACHTMAHR」。
衣装も迷路の模様で、歌詞カードのイラストもちょっと怖くて可愛いのです。

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