毛皮のアクセサリー


2 Octobre 2012

私は毛皮が好きです。
東京近郊の冬はそんなに寒くならないのでコートは着ませんが、
狐やミンクの襟巻き、アンティークのショールやマフなどは
季節が来るとそんなに使うことがなくてもウキウキしながら出しはじめます。
動物の毛は触っているととても穏やかな気分にさせてくれます。
アクセサリーの材料にも毛皮を使ったものを今までに何点か作りました。
部分的に毛皮を縫いつけたショールやストールも作りましたが
手元に残っているもので、毛皮を中心にビーズをあしらったアクセサリーを並べてみました。



ミンク2

ホワイトミンクの頭部のチョーカー、ブラックミンクの頭部のブレスレット。
ミンクもそれぞれ顔が違っていて、土台を作って成形して貼りますが
白い方が優しい面立ちをしています。


山猫

豹ではなくて山猫でしょうか?
アンティークの襟だったものとブロンズ、赤のビーズを合わせているカフス。
ワンピースやジャケットに合わせます。
手首がとても温かです。


白黒ハート

白と黒の大きなハートのブローチは兎の毛を刈り込んだもの。
兎は毛皮の中でも一番軟らかくて、毛を刈り込むと
見た目にも触っても不思議な感覚で、ずっと撫でていたくなります。


ワインチョーカー

ワイン色に染めたミンクを黒のビーズや石と組み合わせたチョーカー。
同じ素材でブローチ。


ミンクえり

襟のようなネックレスはミンク。
茶の毛色に合わせてブルー系やブロンズのビーズを使っています。
同じミンクでバレッタ。これは大きめで、小さな帽子のようにも見えます。



毛皮を見たり触ったりしているといろいろとイメージが湧きます。
まだ出番を待っている狐の頭部や様々な色のミンクたち・・・。
バッグや帽子飾りになるのはもう少し待っていてくださいね。

直子さんの翼のショール



1 Mai 2012

wing


大切なアクセサリーの一つに、野村直子さん作の翼のショールがあります。
ショールと言って良いのかわかりませんが、大きな翼を首から肩に掛け
ベルベットのリボンを結んでとめるものです。
初めて直子さんにお会いして、グループ展でご一緒させていただいた時に、
展示中にこの作品をみつけ駆け寄って見せていただき、早速身につけさせて頂いた所、
直子さんから「生えてるみたいだ」と最高のほめ言葉をいただき、有頂天になったことを憶えています。
最近では、舞台や絵画、オブジェのお仕事でお忙しくしていらっしゃる直子さん。
一枚一枚の羽を絹の布をカットし、型で押して作られているこのショールは
とても貴重な作品だと思います。
いつもはガラスの棚に飾っていますが、家で一番似合う場所にかけて・・・
今夜も羽根を休めて眠ります。

永遠の少年たち



18 Fevrier 2011


boy


「ブリキの太鼓」のオスカル
「ベニスに死す」のタッジオ
フォコンのマネキンたち
ウィーン少年合唱団
「ファニーとアレクサンデル」
ヴィクトリアンのカルト・ド・ヴィジットや写真集の少年、少女たち・・・。
永遠の少年たちはいつもセーラー服姿でした。
洋服の襟は、顔を引き立てる、絵の額縁のような役割があると思います。
セーラーカラーは、水兵服ばかりでなく、ヴィトリア時代には学校の制服から
少年、少女、婦人服にまで大流行したものでしたが、現代でもその形が
そのまま変わらず愛されていて、他のスタイルにはない魅力があります。
特にこの襟ほど少年たちの存在を強く印象づけるデザインは
他にないのではないかしらとさえ思えます。
セーラー服を着ていたからこそ、映画の主人公たちもそれぞれの個性が
際立っていたように思えるのです。
少年ではないけれど、ダリがガラを描いた絵の中にも、セーラー姿があり
(多分、フランス海軍の夏服)やはり印象の強い一枚です。
若い頃はセーラー熱が高かったので、自分で作る以外にもアメリカやフランス海軍の古着を着たりしました。
男性用なのにウェストのあたりが細身に出来ていて、
体の硬い私は被るのにけっこう苦労しましたが、着てしまえば格好の良いものでした。
娘にも、皆がTシャツで遊び回る時代に何着も作っては着せ、
被りのその胸当て付きの開きは小さな子供にはさぞ着にくくて迷惑だった事でしょう。
心に残る永遠の少年たちのように時代を超えて生きる「人形」にも、セーラー服はよく似合います。
写真は、人形のために作った2着で、5分丈のズボンと帽子のお揃い、
深いグリーンのセットは大きい人形用で、腕を外して着せます。

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