2冊のコラージュ集


20 novemvre 2012

オーヴ Yoko


毎日お便りが着てるかな、とポストを見るのは楽しみの一つです。
土曜は大雨だったので、うっかり忘れてしまいましたが
日曜の朝に素敵な贈り物が届いているのをみつけました。
封筒はフランスに住んでいる友人からで、彼女のお友達でコラージュ作家の
オーヴ・エレウェットさんの作品集でした。
まず表紙に見入ってから、開いたとたんに、私は体中が熱くなり
そこに書かれているメッセージに涙があふれました。

Yukoへ  太陽の光があなたにエネルギーと安らぎを届けてくれますように。
他の場所でみつけたありえなさそうないくつかのメッセージを送ります。
友情をこめて  オーヴ・エレウェット

オーヴさんの個展が今月パリで開催され、その際に私のことを友人が彼女に話したら、
「私からのプレゼントにしたい」と言って下さったのだそうです。
遠い国の見知らぬ人にこのような温かい言葉をとっさに書いてくださる
そのお気持ちが嬉しくて、感激の気持ちでいっぱいです。
健康な時でも、自分の知らない世界を見たり、聞いたりすることは
眠っていた細胞が活性化されるように感じるものですが、今のわたしにとって、
友人達や遠くに暮らす家族からのお便りやメール、素敵なカードや新しい作品、
好みの音楽など教えてもらえることは、新鮮な空気をいっぱい吸い込んだような気持ちにしてくれて
元気の源なのだ、としみじみ感じ、こうして生きていけるのだな・・・と心から思うのです。
友人が以前から私に見せたいと言っていたオーヴさんの作品を私は初めて拝見しました。
力強い色彩は今まで知っていたコラージュとはちょっと違う未知の作品で、一目で魅了されました。
これらの作品は優しいメッセージと一緒に私の中に染み渡り、力になってくれることがわかります。

そして17日は版画家、コラージュ作家の山下陽子さんの個展のオープニングでもありました。
今回の個展はマンディアルグの短編、La Tapis Roulant に
コラージュの挿画をよせた、出版記念の展示です。
山下さんらしい静かなイメージの作品と、アトリエ空中線間さんの造本は小説を更に魅力的にしています。
それぞれのファンである私にとって宝物が又一つ増えました。

1935年生まれのオーヴ・エレウェットさんはアンドレ・ブルトンの娘さんです。
そしてマンディアルグ・・・時代を超えて、偶然同じ日に私の元に届けられた
2冊の作品の不思議なつながりと、この喜びを、どう表してよいのか、まだ感動に震えています。

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