菫の砂糖菓子


22 Aout 2012

Sumire

オーストリアの皇妃エリザベート(愛称:シシー)に傾倒するあまり
自分はシシーだと思い込み、家の一部屋をシシーの秘密の部屋に改造し、
肖像画を飾り、同じドレス、アクセサリーまでオーダーし、
夜な夜なシシーになりきって、街を馬車や馬に乗り散策する・・・連続殺人犯はこの女性だった・・・
という、ちょっと恐いミステリードラマを見た次の日、ウィーンのお土産に頂いたのが、
このエリザベートの肖像画がパッケージの菫の砂糖漬けです。

菫の絵が描かれているデメルのおなじみのパッケージもとてもかわいいですが、これもとっても素敵です。
シールまで箱と同じコバルトブルーに金の縁取りと文字が美しく
すぐに開けるのがもったいなくてしばらく眺めておりましたが、開けてみましたら
Gerstnerと書かれた箱はベルベット状の紙で作られており、中には白いペーパーレースが敷かれ、
菫の形そのままに綺麗に固められた砂糖菓子が入っておりました。

なんと優雅なお菓子でしょう。

いつもつまんで頂くだけでしたが、昨年、鳩山郁子さんのブログ「鳩の備忘録」で、
この砂糖漬けにペリエを注ぐと紫色の菫がとても綺麗なブルーのソーダになることを知り、早速真似ています。
今年も夏になり、また作りたくなりました。
白ワインやシャンパンで作るともっと美味しいそうです。
この砂糖漬けが好物だったという皇妃はこんなに素敵な頂き方を知っていたでしょうか。

じりじりと暑い日が続くこの季節に、すがすがしいこのブルーは
濃密なミステリーの世界とはまた違う静かで穏やかな空間へ、
シシーが愛した涼やかな森や湖へと、誘ってくれるかのようです。
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