剥製



2 Avril 2012

hakusei


私の趣味は、どうも父親譲りの所が多く、その中に引き継いだものに剥製好きがあります。
80年代に見たイングリッシュスタイルという洋書に、イギリスの人たちの剥製の飾り方として、
ジオラマを作るようにガラスケースに収めているという方法があることを知り、とても感動しました。
そこで私も、実家から剥製をもらってきては和風の台座を無理やり外したり、
リスにはバスケットを持たせたり、ムササビにはレースのショールをかけたり
なんとかイギリス風に飾りたいと思ったものでした。
何かに向かって威嚇している姿なのか、大きく口を開けて構えている狐は今、
本棚の上にその姿で収まっていますが少し前に見ていた海外ドラマの「ニコラ・ル・フロック」の中に
まったく同じポーズの狐の剥製が、やはり棚の上に飾られているシーンが出てきて、
フランスの時代劇と、福島の片田舎で作られた剥製が同じだったことには驚き、
また、こうして動物を生活の中に置きたいという趣味が、時代や西洋東洋を問わず
存在するのだということを知って、なんだか嬉しくなってしまいました。
去年の誕生日祝いに娘が送ってくれた「Walter Potter and his Museum of Curious Taxidermy」は
1880年オープンの剥製のミュージアムの本で、中でも表紙になっているクック・ロビンのジオラマは圧巻です。
他に兎の学校や子猫のお茶会などどれも愛情あふれる作品ばかりで、実物を見たかったですが
残念ながら今ではこのミュージアムは無くなり、これらの
素晴らしいジオラマは、オークションに掛けられ、個人蔵のようです。

| HOME |